臨床工学ジャーナルであるClinical Engineeringの2023年1月号の特集、「入門 バスキュラーアクセス理」にて、「エコー以外のモニタリング法を用いたVA管理」という解説論文が出版されました。
小野 淳一:【入門バスキュラーアクセス管理】エコー以外のモニタリング法を用いたVA管理. Clinical Engineering(0916-460X) 34(1): Page38-43, 2022
近年、透析患者の高齢化や糖尿病合併患者さんの増加に伴い、バスキュラーアクセス(VA)の閉塞や狭窄によるVA機能不全が問題となっています。この問題に対して、我々がこれまで研究してきた再循環、実血流量、クリアランスギャップの3つの指標について、解説を行っています。
なお、透析機能低下症例に対してクリアランスギャップは非常に鋭敏に検知できることを報告しており、ぜひ、透析効率の観点からVA管理を考えることができると思います。
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