第12回中四国臨床工学会にて発表(谷口)

2022.10.1~10.2に岡山コンベンションセンターで開催された『第12回中四国臨床工学会』において、『推定フィルター流量と推定返血流量を用いた透析回路異常検知法の考案』という演題で発表させて頂きました。

透析機能評価研究会で報告した推定法からダイアライザー部分の流量を、そして同じく13期生の松本さんが研究・報告した水系と牛血液系の相関から推定する返血部の流量を、比として監視することで回路異常を検知できる、という内容です。

透析機能評価研究会を経て2回目の学会報告でしたが、1回目と違ったのは対面であったことです。透析機能評価研究会はコロナ流行中であったことや開催が埼玉であったことから遠隔での発表で、パソコン越しでの参加でした。とても緊張し、発表中は終始声が上ずっていたのを覚えています。相変わらず表情筋管理の余裕はありません。時間制限がある中で出来る限り分かりやすく伝えられるようゼミ生や先生方に見ていただいてきたので、自信をもって発表することができたと思います。

質疑応答の際に緊張のあまり間違った回答をしてしまったことが唯一の心残りです…。しかし発表後に、臨床実習でお世話になった方から「すごく良かったよ。面白い研究してるね」と声をかけていただき、努力が報われたと思いました。見守って、応援してくださる方々がいる環境で発表ができて良かったなと思います。

長くなりましたが…学会に参加し、良い経験になったことはもちろん、「そういうものなんだ」と学び受け入れていた知識にすら疑問と課題を見出して研究・報告を行う難しさと偉大さを実感できたことは良い学びになったと思いました。

14期生が学会に出るのかは分かりませんが、もし出るようであれば私も技士の方がしてくださったように応援し、声をかけたいと思います。

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