第24回日本透析アクセス医学会学術集会にて、優秀演題賞を受賞しました。

2020年11月27-28日に大阪国際会議場で開催された第24回日本透析アクセス医学会学術集会にて、優秀演題賞を受賞しました。

演題名:なぜ、シャント流量が設定血流量より高いにも関わらず、脱血不良をきたすのか?

この研究は、8期生の大岩くん、名嘉眞さんの卒業研究テーマとして始まった研究内容であり、VA狭窄に対する治療介入としてのVA超音波エコーの指標(FV, RI)のcut off値に関する文献的考察とシャント(アクセス)流量に対して、透析治療の設定血流量が低いにも関わらず、なぜ脱血不良が生じるか?基礎実験モデルを用いて検討した報告です。

実験結果として、シャント流量が設定血流量よりも多いにも関わらず再循環の発生を確認しました。この原因として、一時的に拡張期シャント流量が設定血流量を下回ることにより発生することが確認できました。VA狭窄の進行によりFVの低下とともにRIの上昇(収縮期FVの上昇と拡張期FVの低下)をきたすことから,VA狭窄が高度になるとさらにこの現象が生じやすくなることが示唆された研究です。

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