2021年4月16-27日にwebにて開催された第47回日本血液浄化技術学会学術集会にて、最優秀賞を受賞しました。
演題名:透析回路静脈圧波形の傾斜(Pressure Waveform slope)を用いた抜針検知法の考案
この研究は、日本透析医会の研究助成金を頂き実施した研究内容であり、抜針事故を迅速に検知することができる葉らしい抜針検知法を考案した報告です。
透析回路内圧波形を解析し、その傾き成分(PWS)をモニタリングすることにより、上の図に示すように、脱血不良と抜針事故の状態を確実に分離でき、抜針時にはPWSが低下することで迅速に抜針事故を判断することが可能となりました。また、抜針するとPWSの変動成分が消失することが観察されました。その原因として、血管内の拍動成分の影響が、抜針することにより消失したことが原因と考えています。この研究結果をもとに、さらにその有用性を検討していきたいと考えています。
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