こんにちは、小野ゼミ14期生の今井です。
米子コンベンションセンターBiG SHiPで開催されました第13回中四国臨床工学会にて発表を行いました。
第13回中四国臨床工学会では、『時間分解能に優れたカラーセンサを搭載したインジゴカルミン濃度センサの測定精度の評価』について発表しました。この研究は、去年の研究により開発された時間分解能に優れ, かつ, 測定誤差が少ないIDC濃度センサを使用して、血液実験下におけるIDC濃度センサの測定精度の検討を行いました。しかし、IDC濃度センサの受光電圧にローラーポンプの拍動による実血流量波形に一致した受光電圧の変動が見られたため、移動平均処理を用いて受光電圧の変動を抑制したところ、IDC濃度と受光電圧には非常に高い相関関係を示しました。
今回開発したIDCセンサは、血液実験においてIDC濃度を非常に高い精度で評価できることを確認しました。この電圧変動を抑制することにより、高い測定精度でリアルタイムにIDC濃度を計測できるのではないかと考えています。
今回の発表では、今までの発表練習を含めたプレゼンテーションの中で一番良い発表が出来ましたが、スライドで修正しきれていなかった箇所があったこと、質疑応答にうまく答えられなかったことが心残りでした。また、今回の学会では、研究室メンバーが2人BPAにノミネートされましたが、2人ともBPAに選ばれなかったことがとても悔しかったです。
しかし、今回の学会発表を通して研究・報告をするための下準備の大変さ、7分という時間制限がある中で出来る限り分かりやすく伝えられるように発表する難しさを実感できたことは良い学びになりました。
最後に抄録作成から発表練習を通しご指導頂きました小野先生、小笠原先生、また発表練習に付き合ってもらった15期生のみんなに感謝申し上げます。