11月9日(土)、10日(日)に倉敷市芸文館で開催された「第3回中四国臨床工学会」にて、小野研の今野君と大学院生の吉田君の2名の学生の発表が、 Best Presentation Awardにノミネートされました。学生演題は20名のエントリーがあり、事前の書類審査で6名がファイナリストとして選ばれ、学会初日の11/9にメインホールにてプレゼンテーションを行いました。
今野君は「シミュレーション解析を用いた在宅血液透析における至適透析量の推定」とのテーマで、 two-Compartment Modelを用いた尿毒素の体内動態解析を用い、在宅血液透析で使用される治療モード(SDHD,NHD)による透析効率の定量化を行い、 在宅血液透析で実現すべき透析量の推定を行いました。
(発表中の今野君)
また、大学院生の吉田君は「透析中トラブル対応補助を可能とした在宅血液透析(HHD)情報管理システムの開発」とのテーマで、宮崎先生を中心に、望月先生、小野が指導を行い、在宅血液透析で最も大きな課題である在宅と病院間での透析治療情報の共有ができる通信システムに開発を FileMaker Proを用いて行いました。
(発表中の吉田君)
初日の夜に開催された情報交換会の場で優秀演題賞の発表があり、今野君が奨励賞を受賞しました。
また、最優秀演題賞に、同大学大学院の吉田圭介君が最優秀賞を受賞しました。
たくさんの先生方や先輩技士の皆様方の前で祝福されて、大変な名誉なことだったと思います。
また、今回の研究では、両方とも在宅血液透析に関する研究テーマであり、今後、在宅血液透析患者さんがさらに増え、安全性が高まるような研究を進めていきたいと思います。
なお、この模様は、川崎医療福祉大学の HPにも掲載されました。