10期生西橋です。
卒業から一呼吸置き、いま学生生活4年間を振り返ってみても研究室に入ってからの一年半はとても印象深いものでした。研究室に入ってみると、それぞれの個性が強いメンバーで、学年が違ったりして関わりの薄かったメンバーであったり、実習でいなかったり、私自身他人と打ち解けるのが得意ではないので、最初の頃は研究生同士でも本音で話すことも少なかったと思います。また個々でモチベーションや考えも違うなかすぐ団結して取り組めた機会は正直少なかったです。しかし、研究や発表、卒論などを通して一人ひとりの性格がわかってくるにつれ喧嘩をしたことも多々ありましたが、結果的に研究室としてバランスが取れていたのかなと感じる部分もあります。
また、自分は研究室のリーダーを任せていただきました。自分としてと思ってもみなかったことで、振り返ってもすごく達成感があってやり遂げた!という感覚はあまりないです(笑)。逆に、自分がこの研究室のリーダーとして本当に適任なのか、リーダーってどうしたらいいのか考えることが多かったと思います。
研究室を日々過ごしていくなかで、なにか一つ決めるのにも責任が生まれて、いろいろな意見があり、全員の納得する結論というのは無く、時間や環境、人間関係など限られた状況のなかで決めていくしかないと知りました。そしてそれは自分にとって難しく悩むことも多くありましたがいろんな人の手を借りてなんとかやってきたと思います。
そして、いまま深く考えることのなかった自分の性格や行動などを研究や実習などで各先生方から指摘していただくことも多くありました。それを素直に受け取り行動出来たことばかりではなかったですが社会に出てからは自分自身で気づき治していかなければならないと思います。
また、研究室を通して私は人間関係の重要性をとても感じました。同じ言動をしてもその人に対する信頼感などでそれに対する意見も変わってきます。その信頼を得るためには時間を守ったり嘘をつかないなど基本的なことを大切にすることがとても大切だと実感しました。
これから社会人として生活していく中で今まで学んだことを思い出しながら頑張って働いていきます。最後になりますが、他の研究生と比較して怒られることも多くありましたが、最後まで見捨てずご指導いただきありがとうございました 。